これで書類選考突破！説得力のある自己PRを作成するポイントとNG例。

通過率をグッと上げる20代の転職戦略！印象に残る自己PRの作り方

転職活動において、自分の強みを企業にアピールする「自己PR」は非常に重要。いかに自分を売り込むかが、書類選考・面接ともにその通過率を大きく左右する。今回はこの自己PRの作り方とポイントを解説していく。

効果的な強みを見つけるコツは？マッチ度の高い自己PRの作成手順3ステップ

【Step 1】キャリアの棚卸し
まずは自身のキャリアを棚卸しして、業務上の強み（成果や実績／知識や技術スキル）＋ソフト面（ヒューマンスキル）を洗い出す。これは転職活動の準備段階で行っておきたい作業であるが、事前に行っていなかった場合はこのタイミングで行う。なおこの段階ではできるだけ多くの強みを抽出しておく。

【Step 2】企業・職種の研究
応募する企業のHPや求人情報を深掘りし、理解を深める。応募職種に必要なスキルや応募企業の社風に合う人物像など、企業（採用担当者）が求めている能力・資質を読み取ることが重要。

※例）未経験エンジニアへの応募

【Step 3】すり合わせ
自身の強み（Step 1）と、応募する職種や企業の特徴・能力・資質（Step 2）をすり合わせ、一つに絞る。双方に当てはまるものにすることで、入社後に活かせる・伸ばせるというがアピールでき、応募職種や応募企業とのマッチ度が高い自己PRにすることができる。

＜構成＞
伝え方や文章に落とし込む際の構成は「結論（Step 3）」→「成果・エピソード（Step 1）」→「マッチする特徴・能力・資質（Step 2）」→「入社後どう活かすか（Step3 ＋意欲）」が基本。

採用担当者に「欲しい！」と思わせる3つの必須チェックポイント

【Check 1】再現性はある？
自己PRでは、自分を採用することで企業側にどんなメリットがあるかを採用担当者にイメージさせることが最も重要。どんなに優れた実績があっても、同様のパフォーマンスを発揮できると判断されなければ採用を勝ち取るのは難しいだろう。
メリットをイメージしてもらうためには、成果だけでなく意識したことやアプローチ方法などを具体的に伝え、違う環境や状況でも活かせる「再現性」のある強みであるとアピールすることが大切。

【Check 2】自慢話になっていない？
応募する職種や企業に合わない的外れなアピールにならないよう、応募先ごとに作成する。応募先に関わらず自信がある部分や目立つ成果を並べただけの一方的な「自慢話」のようになっていないか要注意。
また、嘘や過剰な誇張ももちろんNG。採用担当者は人を見るプロであることを前提に、「何を」「どのように」アピールするか、という点で工夫することに注力してほしい。

【Check 3】方針にブレはない？
転職活動の全体を通して一貫性があるか、という点への意識も忘れずに。自己PR単体では成立していても志望動機とは矛盾が生じる、などといったことにならないよう注意。
自己PR・志望動機・退職理由・その他の質問の受け答えなど、それぞれの要素を個別に考えるのではなく、キャリアの棚卸しによって定めた転職活動の軸をもとに、すべてにおいて内容の整合性が保たれているか都度確認することをおすすめする。

以上、自己PRを作成する際の参考にしてほしい。